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足利銀行の主な業務内容

足利銀行と競合する金融機関

足利銀行の競争相手と呼べる金融機関といえば、同じ栃木県に本店を構える栃木銀行と、隣県である茨城県に本店を構える常陽銀行が挙げられます。平成15年に足利銀行が実質的に経営破たんし、金融庁により国有化されたとき、足利銀行が業務を担っていた栃木県内の自治体の指定金融機関のうち、いくつかの自治体で栃木銀行や常陽銀行が指定金融機関を担うなど、金融業界において地域で競合する金融機関がアクションを起こした事例もあります。

また、経営破たん時には個人顧客の預金は保護され、取り付け騒ぎなども起きなかったのですが、その後の足利銀行に対する不安を感じた個人顧客が、栃木銀行や常陽銀行に移るなど、しばらくは個人顧客の流出が続いた時期もありました。その後、交渉の結果、平成20年3月に足利銀行が野村證券グループに買収され、再び民間企業として再建されると、戦略の一環として、住宅ローン金利引き下げも積極的に行われ、営業面において顧客の流出を食い止めようとした結果、顧客数の減少には歯止めが掛かりました。この際、栃木銀行や常陽銀行は個人顧客の獲得に精を出し、足利銀行から多くの顧客を獲得したのです。

さらに、足利銀行が抱えていた法人顧客は、こぞって栃木銀行や常陽銀行に移る事例が多く見られました。足利銀行の破綻した原因が不正融資によるものであったこと、正当な融資であっても足利銀行そのものの経営再建のために、多くの法人顧客に対して貸付金の回収が進められたこともあり、法人顧客が他の金融機関にメインバンクを切り替える事例も多かったのです。さらに、企業向け新規融資の道もかなり狭くなったことから、顧客数の減少傾向は進み、平成26年になった今でも、企業向け融資などの件数は栃木銀行よりも下回っています。
 
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